サルについて

サル(ニホンザル)について(サル目オナガザル科)

【サルの分布】北海道と沖縄を除き全国的に分布しています。日本固有種で、人間を除く霊長類の中で最も北に生息しています南限の屋久島に分布する固体群は亜種ヤクザルとして区別されます。

【特徴】頭胴長が約50〜r60cmで、尾が短く目立たない。体毛は褐色で雌雄同色だが、成熟すると雄の体はより大きくなります。

【習性】広葉樹林を中心として低山から亜高山にかけて広く生息し、ときには海岸や高山の草原などにも姿を現します。雑食性で様々なものを食しますが、主として木の芽や果実などの植物質を採ります。基本的に群れでの生活を営み数頭から数十頭の群れで行動する場合が多いですが、「離れザル」と呼ばれる単独生活を営む個体もいます。近年、観光地などの一部地域では人への馴化が著しく、農作物や土産品の食害などが問題視されています。

【類似種とその識別】体色はタヌキやイノシシに似ており、草薮のなかに潜む単独個体などでは判断に迷う可能性もあるが、特徴的な姿形なので、全身が見えれば他の狩猟獣類と見間違う危険性は低いです。また、群れで行動する場合にはよく特徴的な泣き声を発するので、声にも注意を払うと良いです。

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